マウスポインタをアバタとするグループブラウジングシステムの開発

概要

 Webブラウザを用いた協調作業の方法としては、一台のPCに複数人で集まって作業する方法や、何らかの別の通信媒体を用いて情報をやり取りしながら作業する方法があります。

 本研究ではWebブラウザ画面を複数人で共有しながら協調作業を行うためのグループブラウジングシステムを開発しました。

 Webブラウザ上にはグループメンバのマウスポインタが表示されます。

 このマウスポインタは画像を自由に設定することができ、アバタとしての役割を持ちます。

 また、マウスポインタが自由にWebブラウザ内を動き回ることでその人がWebページのどこを見ているのかを容易に把握することができます。

 グループメンバとコミュニケーションできる機能を実装し、Webブラウザ上にリアルタイムな情報共有環境を構築しました。

 これによって、他のメンバが閲覧しているWebページに簡単にジャンプしたり、自分の閲覧ページに他のメンバを呼び寄せたりと様々なことができます。

 本システムでは他メンバのマウスポインタを掴んで移動させるなどのインタラクションが可能です。

 本システムの利用例としてはWebページ上での解説、サポートや複数人での調べ物などが挙げられます。

図:システム概要

動作ムービー